幽霊寺 蓬莱山永国寺

敬道さんの法戦式のページin大本山総持寺

    熊本県人吉市に幽霊で有名なお寺があります。それが永国寺です。

  このお寺の歴史は大変古く、応永15年(1408)といいますから約550年前の創立となります。

開山は瑩山禅師の弟子一径永就大和尚ですが、2世草創実底超真大和尚の開山です。つまり

一径永就大和尚は勧請開山ということです。現在のご住職紫安達純大和尚は40代目の住職になります。

 さてこの幽霊ですが、今幽霊が出るわけではなく、古い幽霊の掛軸があります。寺伝によれば、開草の

実底超真和尚が描いたと伝えられます。創建当時、近郷の木上にさる知名の士がおり、妾を囲ったが、

本妻の嫉妬に悩み球磨川に身を投げて、非業の死を遂げた。しかしその恨みが幽霊となり、本妻を

苦しめた。本妻は実底和尚の法力を頼り、永国寺に駆け込んだ。和尚の前に現れた幽霊は、

和尚より因果の道理を説き聞かされ、和尚の描いた己の醜い姿に驚き、和尚に引導を渡して欲しいと

懇願し、実底和尚の引導により成仏し、それから現れなくなったという。

 昭和47年から毎年八月第一土曜日には「幽霊祭」が行われており、大変有名です。

今回楼門が改築され、仁王門として再建されました。昔の様式を取り入れた、荘重

な建物で、両脇には身の丈2mもある木彫の仁王さんがにらみをきかしています。

又、二階部分には、梵鐘が架けられていて、諸行無常の響きをたたえています。

本堂の裏には幽霊が出たという、涌水でできた古池があり、睡蓮が咲き乱れています。かつてこの池には古い池にしか生えないという蓴菜がいっぱい生えていたのですが、30年ほど前に池さらいをした後は、生えなくなったそうです。

 幽霊の出たという池 と 蓬莱山の幽霊祭りの絵 (幽霊祭りは8月最初の土曜日)

  

このお寺は「西南の役」の際、西郷隆盛軍の本陣となったため、明治10年に火災の為全焼しています。

そういう過去何度かあった火災にも焼失することなく、生き延びてきた不思議な絵でもあります。

現在の建物はその後再建されたもので、本堂は明治の宗門の名僧紫安玄齢大和尚によって再建された建物です。

 

  その永国寺に面白い色紙がありました。「迎えが来たら」です。 

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  [BGMはERIXIR(大竹邦夫)演奏「五木の子守歌」

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